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パーティーゲームとは?みんなで笑えるゲームの定義・分類・代表作

パーティーゲームの定義と良いパーティーゲームの条件、ボード型・ミニゲーム集・クイズ・協力・社会的推理などの分類、マリオパーティからJackbox・Among Us・Fall Guysまでの代表作をまとめました。

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お正月やお盆に家族が集まったとき、友達の家に遊びに行ったとき、会社の忘年会で場を盛り上げなければならないときに取り出すゲームがあります。ルールは1分で理解でき、上手な人も初めての人も一緒に笑えるゲーム、それがパーティーゲームです。

パーティーゲームは、ほかのジャンルのように「何を操作するか」で決まるのではなく、「誰と、どんな場で遊ぶか」で決まる独特な分類です。そのため、ボードゲーム、クイズ、料理の協力プレイ、推理ゲームまで、見た目はさまざまです。この記事では、パーティーゲームの定義と良いパーティーゲームの条件、下位分類、歴史に残る代表作、設計の原理を順にまとめます。

定義と核となる面白さ:ゲームより人が主役

英語版ウィキペディアは、パーティーゲームを、人が集まった場で互いに交流し楽しむのを助けるために遊ぶゲームと説明しています。実力差の大きい複数の人が一緒に遊べること、初めての人でも簡単に覚えられること、そして途中で脱落して見ているだけになる人がほとんどいないように設計されています。

ビデオゲームとしてのパーティーゲームは、一般的にシンプルなミニゲームをいくつも集めた形で、直感的な操作と大人数での対戦が特徴です。マリオパーティのように、仮想のボード上でミニゲームを続けていく方式も代表的です。

パーティーゲームの面白さは、画面の外でより大きく生まれます。

  • リアクションの面白さ:逆転、裏切り、思わぬミスに、みんなで一斉に叫ぶ瞬間
  • 会話の面白さ:誰が嘘をついているのかを問い詰め、からかい合い、作戦を練る時間
  • 平等さの面白さ:運や意外性が実力差を縮め、誰にでも勝つチャンスがあるという感覚

良いパーティーゲームの条件

ウィキペディアのパーティーゲームの記事は、良いパーティーゲームの特徴をいくつかにまとめています。これをビデオゲーム向けに言い換えると、次のようになります。

条件意味
人数の柔軟性3人でも8人でも同じように楽しめる
頻繁な参加1人の番が長くて、ほかの人が待つ時間が少ない
見ている楽しさ自分の番でない人も画面を見て楽しめる
脱落の最小化早く脱落して最後まで見ているだけの人がいない
機材の負担が少ない人数が増えても準備するものがあまり増えない

最後の条件は、ビデオゲームでは特に重要です。コントローラーが4つしかなければ、5人目は待たなければならないからです。後で紹介するJackboxシリーズが、各自のスマートフォンをコントローラーとして使えるようにしたのは、まさにこの問題を解決する方法でした。

下位分類

分類進行方式代表作
ボード+ミニゲームサイコロでボードを回り、合間にミニゲームマリオパーティ
ミニゲーム集短いゲームを次々とテンポよく進めるメイド イン ワリオ、はじめてのWii
クイズ・言葉遊びテレビのクイズ番組のように問題を解き、答えを書くBuzz!、You Don't Know Jack
スマホ参加型各自のスマホで絵や答えを入力Jackbox Party Pack
体を動かすゲームモーション認識、歌、リズムWii Sports、SingStar
協力カオス型制限時間内に息を合わせて課題を解決Overcooked
社会的推理隠れた裏切り者を会話で見つけ出すAmong Us
乱闘・サバイバル型大勢で同時に競い、最後まで生き残るFall Guys、Gang Beasts、大乱闘スマッシュブラザーズ

大乱闘スマッシュブラザーズやマリオカートのように、本来はほかのジャンル(格闘、レース)に属しながらパーティーの場でよく遊ばれるゲームも、広い意味でのパーティーゲームとして一緒に語られることがあります。

歴史に残る代表作

年ゲーム開発特徴
1980Olympic Decathlonティモシー・W・スミス(発売:マイクロソフト)1981年に雑誌BYTEが「マイクロコンピューター初の本当のパーティーゲーム」と呼んだ
1995You Don't Know JackJellyvisionクイズとコメディをテレビ番組の形式で組み合わせた
1998マリオパーティハドソン(発売:任天堂)ボードとミニゲームを組み合わせたシリーズの始まり
2003メイド イン ワリオ任天堂数秒の「プチゲーム」を次々と進める
2005Buzz!Relentless Software(発売:ソニー)専用のブザー型コントローラーで楽しむクイズ番組
2006Wii Sports任天堂Wiiリモコンを振って遊ぶ5種類のスポーツ
2014Jackbox Party PackJackbox Games各自のスマートフォンをコントローラーとして使用
2016OvercookedGhost Town Games(発売:Team17)めちゃくちゃなキッチンで一緒に料理する協力ゲーム
2018Among UsInnerslothクルーメイトとインポスターに分かれる社会的推理ゲーム
2020Fall GuysMediatonic最大32人が障害物ミニゲームで競うバトルロイヤル

リビングのゲーム:マリオパーティとミニゲーム集

パーティーゲームをビデオゲームのひとつのジャンルとして確立した作品は、1998年のNINTENDO64用マリオパーティです。最大4人がサイコロを振ってボードを回り、毎ターンの終わりに短いミニゲームでコインを競います。任天堂は、2025年3月時点でシリーズ累計販売本数が8,400万本を超えたと発表しています。

2003年のゲームボーイアドバンス用メイド イン ワリオ(WarioWare)は、数秒で終わる「プチゲーム」をどんどん速いテンポでつなげ、短くあわただしい笑いをパーティーゲームの文法にしました。

体を動かすパーティー:カラオケとモーション認識

2000年代半ばには、専用周辺機器がリビングのパーティーを変えました。ソニーのSingStarはマイクで歌の腕前を競い、Buzz!はクイズ番組の早押しブザーの形をしたコントローラーを使いました。2006年のWii Sportsは、テニスラケットやボウリングのボールを振る動きをリモコンでそのまま再現できるようにし、ゲームをしたことがない人でもすぐに参加できるようにしました。

スマートフォンとオンラインの時代

2014年に始まったJackbox Party Packは、テレビにゲームを映し、参加者は各自のスマートフォンで絵を描いたり答えを入力したりするようにしました。コントローラーの数の制限がなくなり、配信の視聴者まで参加できるようになりました。2018年に登場したAmong Usは、最初は注目されませんでしたが、2020年にストリーマーやYouTuberが遊んだことで大流行しました。同じ年のFall Guysは、かわいい豆のような形のキャラクターたちが障害物レースを繰り広げる姿で、パーティーゲームとバトルロイヤルを組み合わせました。

設計上の特徴

  1. 10秒で理解できるルール:ミニゲームごとに画面1枚、ボタン1〜2個で説明が終わる必要があります。説明が長いと場の空気が冷めてしまいます。
  2. 追い上げの仕組み:最下位に有利なアイテムや最後の瞬間のボーナススターのように、終盤まで誰でも勝てるという期待を残します。ただし、強すぎると「運ゲー」という不満が生まれるため、バランスが重要です。
  3. 同時進行:全員が同時に動くミニゲームは、待ち時間をなくしてくれます。
  4. 人同士のやり取りを促す:協力が必要な課題、嘘と投票、互いに邪魔し合う仕組みが会話を生みます。ウィキペディアの記事も、交流を引き出せないゲームは良いパーティーゲームにはなりにくいと指摘しています。
  5. 短いプレイ時間:1回が短ければ、人が入れ替わっても簡単にやり直せます。
  6. 見ている人のための演出:大げさな転び方、こっけいなキャラクター、大きな効果音は、自分の番でない人も楽しませます。

こんな人におすすめ

  • 家族、友達、恋人と一緒に同じ画面を見ながら遊びたい人
  • ゲームの腕前に大きな差がある人たちと一緒に遊ぶ場面
  • 真剣な勝負よりも、笑っておしゃべりする時間を求める人
  • オンラインで遠くにいる友達と気軽に交流したい人

反対に、ひとりで長く没頭するゲームや、実力がそのまま結果に反映される勝負を求めるなら、パーティーゲームの運の要素がもどかしく感じられるかもしれません。

現在のパーティーゲーム

今日、パーティーゲームはリビングとオンラインの両方で同時に楽しまれています。スマートフォンをコントローラーとして使う方式、配信視聴者の参加、クロスプラットフォームのオンラインプレイが定着したことで、「同じ部屋にいなければならない」という条件はかなりゆるやかになりました。Jackbox Party Packは2026年時点で12作目の本編まで発売されており、OvercookedはNetflixのクラウドゲームとしても提供されています。

バトルロイヤルや社会的推理のように、ほかのジャンルの構造を取り入れる試みも続いています。形式は変わっても、パーティーゲームの目標は同じです。ゲームが終わったとき、スコアよりも一緒に笑った場面のほうが長く記憶に残るようにすることです。

参考資料

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